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SharePoint アイテム保管ライブラリをのぞいてみよう(2023年1月改訂)

※アカウント移行に失敗し画像を失ったので再度取得し改訂しました。 Office 365 Advent Calendar 2021  の12月16日投稿です。 警告: 個人的な理解に基づく内容、表現です。疑いを持って取り扱ってください。 SharePoint と OneDrive の保持の詳細 - Microsoft 365 Compliance | Microsoft Docs SharePoint Onlineをご利用の方にとっては普通?の機能ですが、SharePoint Server 2010以前から利用している方にとっては2013からの新機能「インプレース保持」で使われる「アイテム保管ライブラリ」をちょっとのぞいてみようという内容です。 Exchangeのインプレース保持とSharePointの保持は違うよ~ Exchange のインプレース保持はごみ箱から消えたメッセージを含むすべてを保持することができるのですが、SharePointでは対象外アイテムが存在しますし、編集についてはバージョン履歴に依存しています。また、情報管理ポリシーの「ごみ箱に移動する」が動作しなくなるなど利用者への影響もありますので注意が必要です。また、保持してることを内緒にしたくてもサイト管理者にはバレバレな点は認識しておかないとね。あとE3相当以上の方はExchangeは容量無制限ですけど、SharePointはしっかりと契約容量に含まれているので上司の方から説明のたびに叱られる可能性がありますね。 SharePointの保持は、Exchangeが連携して利用する大容量添付ファイル送信やTeamsメッセージの添付ファイルを保持する目的のために存在する機能なのかな~という感じがします。SharePointの情報調査や監査という意味では、バックアップ製品などでこまめに世代管理する必要があると感じます。 SharePointで削除されたアイテムは各サイトの「アイテム保管ライブラリ」にコピーされ設定期間保持されます。 各サイトというのがミソですね。しかも、サイト管理者から参照可能な場所に保持されるため、保持について理解のないサイト管理者はこのライブラリのアイテムURLを見ることができないユーザーに渡すなど困った行動を起こす可能性があります。 それでは保持を確認するために保持されるアイテムを準

WPA2 PersonalとEnterpriseはどちらが安全なのか?

 答え:設定されたパスワード強度による。 これしか言いようがないよね~という感じです。 大雑把な違いはPersonalは一つのパスワードを利用者全員で共有する方式で、Enterpriseは利用者個々のユーザー認証です。 誰がいつどのアクセスポイントに接続したかを管理するためにはEnterpriseはとても便利です。そして、特定個人のみ利用禁止といった制御も可能です。 Personalは共有しているためパスワードが漏洩した際の対応が難しく、利用禁止も全体に影響を及ぼすため、柔軟な運用を行うにはEnterpriseを選択することが望ましいです。 Enterpriseの問題は個人ごとに管理される認証情報ですね。パスワード強度の高いユーザーは問題ないのですが、強度の低い、推測しやすいパスワードを使っているユーザーは脆弱な存在です。まぁ、何十、何百もあるアカウントの中から脆弱なユーザー名を探し当て、さらにパスワードをというとそれなりに難易度は高いですけど、脆弱なユーザーのパソコンや荷物を見るとユーザー名とパスワードが張り付けてある可能性はありますね。 Personalもパスワードが単純化しやすいという運用課題があります。 Personalを使うユーザーはグループポリシーやデバイス管理から設定を配布するより、QRコードやパスワードが書かれた紙を張り出すため簡単なパスワードになりやすいですね。そもそもセキュリティー対策という概念がない状態かもしれません。 いろいろ考えると安全性という面では五十歩百歩的な感じかな~と思ったりしますね。