※2025年コンテンツ検索等の機能がリニューアルされましたので修正しました。
※2023年アカウント移行に失敗し画像を失ったので再度取得し改訂しました。
Office 365 Advent Calendar 2021 の12月16日投稿です。
警告:
SharePoint Onlineをご利用の方にとっては普通?の機能ですが、SharePoint Server 2010以前から利用している方にとっては2013からの新機能「インプレース保持」で使われる「アイテム保管ライブラリ」をちょっとのぞいてみようという内容です。
Exchangeのインプレース保持とSharePointの保持は違うよ~
Exchange のインプレース保持はごみ箱から消えたメッセージを含むすべてを保持することができるのですが、SharePointでは対象外アイテムが存在しますし、編集についてはバージョン履歴に依存しています。また、情報管理ポリシーの「ごみ箱に移動する」が動作しなくなるなど利用者への影響もありますので注意が必要です。また、保持してることを内緒にしたくてもサイト管理者にはバレバレな点は認識しておかないとね。あとE3相当以上の方はExchangeは容量無制限ですけど、SharePointはしっかりと契約容量に含まれているので上司の方から説明のたびに叱られる可能性がありますね。
SharePointの保持は、Exchangeが連携して利用する大容量添付ファイル送信やTeamsメッセージの添付ファイルを保持する目的のために存在する機能なのかな~という感じがします。SharePointの情報調査や監査という意味では、バックアップ製品などでこまめに世代管理する必要があると感じます。
SharePointで削除されたアイテムは各サイトの「アイテム保管ライブラリ」にコピーされ設定期間保持されます。
各サイトというのがミソですね。しかも、サイト管理者から参照可能な場所に保持されるため、保持について理解のないサイト管理者はこのライブラリのアイテムURLを見ることができないユーザーに渡すなど困った行動を起こす可能性があります。
それでは保持を確認するために保持されるアイテムを準備します。
そうそう、アイテム保持ポリシーの対象にするのを忘れないでください。
下図では状態が「有効(保留中)」になっていますので、(保留中)が消えるまで1日程度待ちましょう。
2つのファイルを作成し、何度か編集した後に削除します。
ごみ箱に入っていますね。
「アイテム保管ライブラリ」が作成されていますが、サイトコンテンツには表示されなくなりました(2023年時点)ので、サイトURLに「/PreservationHoldLibrary」を追加すると開くことができます。
ライブラリではなくリストらしいです。ライブラリです。
※仕様が変わった際にリストからライブラリに変わったようですね。ということは、保持ポリシーが適用された時期によって違うかもしれません。
ごみ箱に入っている2つのファイルがアイテム保管ライブラリにも存在することがわかりますね。(2021年12月時点ではバージョンごとにファイルが保存されていましたが、2023年では1つのファイルにまとまっています。)
バージョン履歴を確認するとすべてのバージョンが維持されています。
一応念のため・・・アイテム保管ライブラリ内のファイルを削除してみようと思います。
当然、消せないのですけど。
リストの保持を見てみよう
リストアイテムはアイテム保持ポリシーではサポートされていません。保持ラベルを利用しましょう。(保持されてるっぽいけど…)
リストを作成します。
1月4日を消してみた。
ちゃんとごみ箱に入っています。
アイテム保管ライブラリにもありますね。
開いてみると…文字化け・・・
直接開かず文字コード指定ができる方法で開けばちゃんと表示されます。
バージョン履歴がこのファイルにまとめられて保持されてるとよかったんですけどね~残念です。
まとめ
- Exchangeと違って全部を保持する機能ではないので注意
- バージョン履歴が保持されるのはライブラリのアイテムだけ
- リストはバージョン履歴は保持されないよ。削除したバージョンだけ
- リストアイテムの添付ファイルはバージョン履歴の対象外だよ
ライブラリって言ってるけど種類はリスト。どう見てもライブラリ。
おまけ。コンテンツ検索でエクスポートしてみよう。
2025年8月にコンテンツ検索は廃止され、電子情報開示にまとめられました。
検索条件は場所でサイトを選択するだけで全部を対象にしました。
よい子のみんな、試すときは監査責任者など権限のある人といっしょにしようね。
コンテンツ検索、電子情報開示(Standard, Premium)が廃止され、新しい電子情報開示にまとめられ、以前よりわかりやすくなったのかな?
「検索の作成」を選択し、複数の検索を管理できます。
データソースを追加することで特定の情報を検索対象に設定します。
「エクスポート」を選択し、名前を付けたら、エクスポートする条件を選んでいきます。
この辺がSharePointに関連する設定になります。
Select document versionsで「All versions」を選択すると一時的に別の内容に変更する悪さなどを見つけることができるかもしれません。
設定が終わったら「エクスポート」を選択します。
すぐにはダウンロードできないのでおとなしく待ちます。
コンテンツ検索の「エクスポート」を選択すると、実行したエクスポートの状態が確認できます。
目的のエクスポート名を選択すると、ダウンロードできます。
以前は、ダウンロードツールを使った面倒な作業がありましたけど、普通にダウンロードが始まります。
エクスポートするとSharePointのフォルダー構成そのままが再現されます。
「PreservationHoldLibrary」ってのがアイテム保管ライブラリです。
エクスポートするとファイルがちゃんと分離されますが、どのバージョンかはファイル名を見て判断するしかなさそうですね。
(2023)今回、画像を再収集するために再現操作していたのですが、以前と変わった部分がありますね。
(2025)そういえばPurviewの画面がめちゃ変わったよな~とこの記事を更新したわけですけど、しばらく使っていないと操作を忘れてしまったり、役割の設定方法とか、画面遷移が変わったこともあり、ちょこっとキャプチャして~って感じにはならないですね。めったに触らない機能なので仕方がないですが、クラウドサービスって・・・って思う。
というわけで、アイテム保管ライブラリという名のリストについて書いてみました。
よいお年を!!