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トラブル時のジレンマ

 

ネットワークトラブルが発生したときどうするか?

  1. 復旧を優先し、原因究明手段を捨てる
  2. 原因究明を優先し、復旧を遅らす
大きく分けると、この2つになると思います。
ユーザーからすればさっさと復旧してほしいという思いが一番だと思うのですが、ネットワーク管理者としては、再発防止、適切な対応をする必要があり、復旧作業と合わせて状況把握、原因調査を行いたいと思ってしまいます。
おそらく機器の再起動、交換で治ってしまうことがほとんどだと思いますが、再起動するとログが消えてしまったり、カウンタがリセットされるなど、原因調査や報告書作成が困難になることがあります。
そのため、原因究明を行うと必然的に復旧が遅れてしまうのです。

そんな時に役立つコマンドは機器によって違いますが「Show Tech」です。
このコマンドはいくつかのステータス表示コマンドを一つで実行可能な便利なコマンド。
再起動や交換をする前に、このコマンド実行する時間くらいなら用意できると思います。

あとは、Telnetなら操作ログを残しておく。
あとから見直すのは醜いですが、あとからあのタイミングではどうだっただろう?なんて時系列を追いたくなった時は意外と役立ちます。Web設定だと難しいですけどね。

私がおすすめするトラブル時にやることは、操作ログを記録する。Show Techコマンドをとる。そして再起動で治りそうならさっさと再起動してしまう。

ユーザは一秒でも早い復旧を望んでいるのですから・・・
 それに応えるのが、ネットワーク管理者だと思います。


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