MRTG+RRDTool+14all.cgiからCactiへ移行する場合、何も考えずに作業すると、データを含めゼロからの再スタートとなります。
CactiはRRDToolを使うといっても、データ取得のための設定はMRTGとは異なります。
だって、Net-SNMPを使ってデータを取得してRRDToolを使って保存しますからね。
そういうわけで、設定ファイルは作り直す必要があります。
でもね、データ自体はRRDTool形式のファイルなんですよ。
だから、今までのデータをそのまま移行さすことは不可能ではない!!はず。
とりあえず、やってみましょう
- Cactiで依然と同じ情報を取得できるように設定しグラフが生成できることを確認
- MRTG+RRDToolのrrdファイルをCactiの設定に合わせる作業を行う。
- rrdtool dump filename.rrd filename.xml
- xmlファイルをテキストエディタで開き、データソース名(ds-name)をCactiに合わせて変更
ds-nameはMRTGを使っていればDS0とDS1ですね。 - rrdtool restore filename.xml newfilename.rrd
- Cactiのrrdファイルを前項で作成したrrdファイルで上書きします。
この作業をrrdファイル分すべてを実施し、5分間のポーリングの間に実施すれば、データの欠落もなく、移行することができます。
まぁ、数が多いと移行作業も大変だろうけど、この手のデータは過去と比較して異常を察知するものなので、やる価値はありますね。
実は、もう一つ方法があって、Cactiのデータソーステンプレートを編集してds-nameをMRTGのDS0とDS1に合わせてしまうという方法。この方法だと、ファイルの上書きだけで移行できますよ。
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