故障切り分けのPing

 

どこかでトラブルが発生したとき、その原因となる機器を見つけたり、回復(疎通)確認に便利なのが、Pingコマンド。

Pingがなぜ便利なのか? 多くのOSに標準で実装されているので他人のパソコンでも利用できる点だと思ってます。

Pingの使い方

1.目的の機器の疎通確認

これはよく使うのですが、「○○サーバにつながらない」なんて連絡があったらとりあえず、そのサーバに対してPingを打つことで、サーバの死活確認を行う。応答があればアプリ側の問題。そうでなければNW側と思って良い。

2.応答時間によるNW状況の把握

Pingの応答時間は応答する機器のCPUの状況によって大きく変化するので、参考程度にしかならないが、遅延が大きい時や輻輳が発生しているときは、その機器はほかに比べて時間がかかることが多い。

3.故障機器を探す

NW構成図を参考に、手前または遠くからPing応答可能な機器に疎通確認を行い、どの機器と機器の間に問題があるかを探すことができる。手前から調べれば、応答がなくなった機器とその前の機器が怪しいことになる。

4.DNSの確認(nslookupコマンドの代わり)

nslookupやdigコマンドを使うのが本当だけど、名前解決がちゃんとできているかを確認したり、このサーバのIPアドレスなんだっけ?と思った時に使える。 Ping \\Server や Ping server.local など打てば、IPアドレスを教えてくれる。



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