クラウドが便利な携帯端末

貴社のシステムをクラウド化しませんか?

最近よく聞く定番営業メニューですが、正直なところ自社データセンターを構築している企業にとって目に見えた効果が出るとは言い難いと思っています。
データセンターのネットワークがボトルネックになっているとか、既存システムが新しいOSに対応できないなど問題を抱えているならば、トラフィックの分散、システムのWeb化によるOS制限の緩和などメリットがあるかもしれません。

それでも、クラウド化することによって、データセンター拠点のユーザーから見ればサーバーレスポンスは確実に低下するので、同じ業務をするための待ち時間が増えるなどにより、思ったほど評価を得られない結果となるかもしれません。

クラウドが便利だと感じる瞬間。それは携帯端末や複数端末で同じ作業を行おうとしたとき。たとえばGoogle Play Music。日本ではサービス提供されていませんが、このサービスを利用すると、CDから私的複製を行ったmp3データをGoogleに転送することで、世界どこでも、ブラウザが使える環境さえあれば同じ曲を聴くことができる。

Google DriveやWindows Live SkyDriveを使えばExcel(エグザイルと読もう)ファイルをどのパソコンからでも参照、編集ができるので、会員番号やよくないけどパスワードを保存しておけば、どこでも参照可能です。

メール、予定表、連絡先もGmailなどで管理すればさらに便利です。

 

クラウドが現れる前は「端末=1アカウント」という使い方が主流だったと思いますが、クラウド化された世界では「個人=1アカウント≠端末」という関係になって、適材適所な端末を選択できるようになりました。

まだ、携帯電話番号は端末と結びついていますが、050Plusなどを使えば端末との結びつきも弱くなるでしょう。

そうやって利用サービスを変えずに、端末を自由に選べる。それがクラウドの良さだと思います。もう、携帯電話の機種変で電話帳や音楽データの移行を悩まなくてもいいよっていう時代が来ています。

 

まぁ、クラウドがいかに便利でも、もしクラウドサービスが停止したり運営会社が破たんしたりした時のリスクを考慮して、手元にバックアップを行っておくということは重要ですが、この素晴らしい世界を利用しないのはもったいない。

私はそう思います。

企業にとってクラウドは魔法の杖ではありませんが、個人の携帯電話にとっては魔法の杖に限りなく近い存在だと思います。
いま、スマートフォンからフィーチャーフォンに変更を検討している人って、たぶんクラウドを利用していない人なんだろうなぁ~もったいない。

スマートフォンを選ぶときは、グローバルモデルにしなさい。
国内の多機能モデルにはない新しい世界が待っていますよ。

 

 



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