スキップしてメイン コンテンツに移動

Slack Enterprise GridでDiscovery APIを使うためのメモ

Slack Enterprise Grid それはSlackの最上級のプラン。

ワークスペース作り放題なのでMicrosoft Teamsライクな使い方が出来る。

データのエクスポートはDiscovery APIとして提供され,プラスプランで提供されているCorporate Export は提供されていない。同様の作業は”セルフ”になる。

なんで提供してくれないんだろう?と文句をSlackに言ったことはあるけどね。


Discovery APIを使うためにはいくつかの手順があるのでそのメモ。Slack担当者に聞けば答えてくれるし,Grid契約の前に説明があると思うけど,その前に知りたい人向けってことで。

1.開発用環境をSlack担当者に依頼する

もちろん,プランはEnterprise Gridなのですべての機能を試せる
設定を試すとか,アプリのテストも出来るよ

2.Discovery APIを使用するためには本番と開発環境で有効化する必要がある。

まずは,開発環境で有効化しよう
プライマリオーナーにDiscovery APIのドキュメントが公開される
もらったURLからしか開けないので忘れないようにしよう。

3.アプリを作成する

作成したアプリのScopeにDiscovery APIを追加依頼を出す
scopeの選択肢には表示されないので,間違って消したら再申請?
アプリはオーガニゼーションにインストールしTokenを取得する
手順書はもらえる。ドキュメントにはなかったと思う。

4.Discovery APIを使って実施したい操作をする

公開されているSlack APIのつよつよ版なだけなので普通のAPIと一緒。
検索すればサンプルはいくらでも出てくるのでそれを参考にしよう。
当然だけどDiscovery APIのサンプルは出てこない

5.すべての情報を取得できるので,取得した情報の取り扱いは注意する

「通信の秘密」に該当する情報だと思うのでね。


依頼する手続きは最初以外は「/feedback」コマンドでよいのが楽で良いですね。
ちなみに/feedbackは9時~5時以外は英語の対応になるってのがグローバルって感じです。

DiscoveryAPIによるエクスポートで優れているのは,フルカスタマイズ可能なこと
特定期間だけのエクスポートはこれじゃないと出来ないらしい。

一般公開されているAPIでは出来ない自分以外のユーザーの会話を取得するなんてことも出来るので,監査などを目的とした場合必須だよね。


コメント

このブログの人気の投稿

SharePoint アイテム保管ライブラリをのぞいてみよう(2023年1月改訂)

※アカウント移行に失敗し画像を失ったので再度取得し改訂しました。 Office 365 Advent Calendar 2021  の12月16日投稿です。 警告: 個人的な理解に基づく内容、表現です。疑いを持って取り扱ってください。 SharePoint と OneDrive の保持の詳細 - Microsoft 365 Compliance | Microsoft Docs SharePoint Onlineをご利用の方にとっては普通?の機能ですが、SharePoint Server 2010以前から利用している方にとっては2013からの新機能「インプレース保持」で使われる「アイテム保管ライブラリ」をちょっとのぞいてみようという内容です。 Exchangeのインプレース保持とSharePointの保持は違うよ~ Exchange のインプレース保持はごみ箱から消えたメッセージを含むすべてを保持することができるのですが、SharePointでは対象外アイテムが存在しますし、編集についてはバージョン履歴に依存しています。また、情報管理ポリシーの「ごみ箱に移動する」が動作しなくなるなど利用者への影響もありますので注意が必要です。また、保持してることを内緒にしたくてもサイト管理者にはバレバレな点は認識しておかないとね。あとE3相当以上の方はExchangeは容量無制限ですけど、SharePointはしっかりと契約容量に含まれているので上司の方から説明のたびに叱られる可能性がありますね。 SharePointの保持は、Exchangeが連携して利用する大容量添付ファイル送信やTeamsメッセージの添付ファイルを保持する目的のために存在する機能なのかな~という感じがします。SharePointの情報調査や監査という意味では、バックアップ製品などでこまめに世代管理する必要があると感じます。 SharePointで削除されたアイテムは各サイトの「アイテム保管ライブラリ」にコピーされ設定期間保持されます。 各サイトというのがミソですね。しかも、サイト管理者から参照可能な場所に保持されるため、保持について理解のないサイト管理者はこのライブラリのアイテムURLを見ることができないユーザーに渡すなど困った行動を起こす可能性があります。 それでは保持を確認するために保持されるアイテムを準

あけまして

コロナから始まり、コロナに終わる。 今年は別の話題で終わると良いですね。 モーそろそろアフターコロナになりたいな〜と思います。  今日は何人でした。とかね、なんか昭和最後の年末年始をちょっと思い出す。 なんだかな〜って感じですね。

1000ユーザーの役職情報を削除しなさい

ActiveDirectoryを管理していると、「1,000ユーザーの役職情報を削除しなさい」なんてオーダーが出る可能性はある。 理由は何でもいい。似たような状況に置かれたと考えてほしい。 Q.急いでいるんだけど、いつまでに完了できる? A.ん~~1ユーザー30秒かからないとして500分程度。大体8時間  ちょっと残業すれば今日中に終わると思います。 これ、あなたの答えですか? 先日までは私の答えもこれだったかもしれません。 でも、今の私なら、「それなら30分くらいもらえれば終わります」(余裕) なぜなら私にはPowerShellという武器があるから。 まぁ、以前から便利なのは知ってたんですけどね、使う機会がなくてスクリプトとしては使っていなかったんですよ。やっても「Export-SPWeb」みたいな単発の命令ばっかりで~ じゃぁ、スクリプトっぽくいくよ~ Import-Module ActiveDirectory $users = Get-ADUser -Filter * ForEarch($user in $users) { Set-ADUser -Identity $user -Clear Title } あとはActiveDirectoryを編集できる権限で実行するだけ。 5分で書いて1分実行。 ついでに確認用のコマンドをちょっと打って まぁ、20分は忙しそうなふりして遊びましょうか? 本当に動かすときは、編集対象に問題がないかとか、ちゃんと編集できた確認とか やるべきことは色々あるけど、たった6行・・・ いや、最小限でいよく Import-Module ActiveDirectory Get-ADUser -Filter * | Set-ADUser -Clear Title 2行で終わるかも・・・ つぶしてもいい環境だったらこれでいいよね。 PowerShellの何がすごいかって、 今までの方法だと、サーバーに接続して・・・って言語すらまともに使えないのに~ って感じだったのが、それぞれのコマンドが勝手に必要な手順をこなしてくれるんですよね。 スクリプトやプログラム言語でActiveDirectoryからユーザー一覧を取得する。 これだけでも結構な行数のプログラムを書かなければならなかった?わけなんですが、 Get-ADuser -Filter